【使わなきゃ損】内部リンクチェック・可視化ツール8選と賢い調べ方

- おすすめの内部リンクのチェック・可視化ツール8選
- 内部リンクチェックのポイント
- リンク切れ(404エラー)は発生していないか?
- アンカーテキストは最適化されているか?
- 関連性の低いページへリンクしていないか?
- 重要なページが孤立していないか?
- 意図通りにクリックされているか?
- 内部リンクを定期的にチェックするメリット
- SEO効果を最大化できる
- ユーザー満足度アップ
- 改善のサイクルが生まれる
- フレッシュネスの担保
内部リンクは、最低でも月1回程度の定期的なチェックがおすすめ!!
自社サイトの内部リンク、ちゃんとチェックできていますか?
「他の作業が忙しすぎて内部リンクのチェックにまで手が回らない…」「チェックするにしても手動では大変すぎる…」という経験、サイト運営者なら誰しも一度はあるのではないでしょうか。
重要だとわかっていても、日々のコンテンツ更新やサイト改修の中で、その「内部リンク」の状態を常に把握し続けるのは、正直なところ大変ですよね。
ついつい後回しにしてしまいがちですが、問題を放置してしまうと、ユーザーが離脱してしまったり、Googleからの評価が下がってしまったりと、思わぬところでサイトの成長を妨げてしまう可能性も。
この記事では、おすすめの内部リンクチェック・可視化ツールや、内部リンクチェックで見るべきポイントについて解説します。
この記事で解説する内容を活用して、自サイトの内部リンクチェックに役立ててください。
関連記事
内部リンクのSEO効果については、内部リンクとは?SEO効果を最大化する戦略的な貼り方・最適化でさらに詳しく解説しています。

内部リンクのチェック・可視化ツール8選
内部リンクのチェック・可視化に使えるツールは以下の8つです。
目的に合わせてツールを選択し、内部リンクのチェックと可視化を行いましょう。
サイト管理・内部リンク管理ツール LYNX
サイト管理・内部リンク管理ツールLYNXは、合同会社LYNXが提供している内部リンクをチェック・可視化できるツールです。

LYNXは、以下のようなお悩みをお持ちの事業会社のSEO担当・SEOコンサルタント・アフィリエイターの方におすすめです。
- サイト内の記事情報を管理しきれない
- サイト全体の内部リンク構造が把握できていない
- どのページに内部リンクが不足しているかわからない
- サイト内の情報を把握できておらず、うまくAIに情報を渡せない
主な機能は以下です。
主な機能
- 全ページのSEO情報を自動収集&一覧管理
- Search Console連携で記事ごとの検索パフォーマンスをチェック
- 内部リンク構造をマトリクス表で可視化
- AIが理解しやすい形式で記事情報を出力
現在先行アクセス申し込み受付中です。もう少しで受付終了するので、ご興味ある方はお早めにお申し込みください。
Google Search Console
Google Search Consoleは、Googleが提供しているアクセス解析ツールです。
Search Consoleでは、任意のページがサイト内のページからリンクされている数を把握できます。
この機能を使えば、重要なページに内部リンクが集まっているか・孤立ページがないかをチェックできます。



Search Consoleは、Googleがあなたのサイトをどのように認識しているかを知ることができるツールです。
ただ、Search Consoleでできる内部リンクのチェックは限定的であり、手間もかかるため参考程度にするのがおすすめです。
Broken Link Checker
もしあなたのサイトがWordPressで作られているなら、Broken Link CheckerというWordPressプラグインがおすすめです。
インストールして有効化するだけで、サイト内のリンク切れを自動で探し出し、WordPressの管理画面上で教えてくれます。

リンク切れ箇所をリストで確認し、そのまま修正することも可能です。また、外部リンクのエラーも把握することができます。
リンクチェッカー(リンク切れチェックツール)
リンクチェッカー(リンク切れチェックツール)は、株式会社エスロジカルが提供している無料のリンク切れチェックツールです。
チェックしたいページのURLを入力するだけで、そのページ内に設置されている全てのリンク(内部リンクも外部リンクも)の状態をチェックしてくれます。

このツールは手軽で便利ですが、あくまで任意のURL内の内部リンクのみをチェックできるものです。
サイト内の内部リンクを一括で取得したい場合は、サイト管理・内部リンク管理ツールLYNXのようなツールがおすすめです。
内部リンクのアンカーテキストチェックツール(ohotuku.jp)
内部リンクのアンカーテキストチェックツール(ohotuku.jp)は内部リンクのアンカーテキストを取得できるツールです。
URLを入力するだけでそのページ内のリンクの有無とアンカーテキストを取得することができます。

このリストを見て、「こちら」「詳細」といった曖昧なテキストが多くないか、リンク先の内容と合っていない不適切なテキストが使われていないか、などを確認しましょう。
このツールは手軽で便利ですが、あくまで任意のURL内の内部リンクのみをチェックできるものです。
サイト内の内部リンクを一括で取得したい場合は、サイト管理・内部リンク管理ツールLYNXのようなツールがおすすめです。
Screaming Frog SEO Spider
「もっと詳しく内部リンクを分析したい!」「ページ数が多くて無料ツールじゃ追いつかない…」そんな方におすすめなのが、高機能なWebサイトクローラーツール「Screaming Frog SEO Spider」です。
「Screaming Frog SEO Spider」は、プロのSEO担当者も愛用するツールですが、実は無料版でも最大500 URLまでのサイトならクロールして詳細な情報を得ることができます。

Screaming Frogは多機能なため、最初は少し難しく感じるかもしれませんが、無料版でも内部リンクチェックに必要な多くの情報を得られます。
ただ、英語のみで使い方はわかりにくいですし、見やすく表示してくれる機能はありません。
日本語で見やすい内部リンクチェック・可視化ツールを使いたい方はサイト管理・内部リンク管理ツールLYNXのようなツールがおすすめです。
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詳しい使い方は「【無料】Screaming Frogで内部リンクを徹底調査する方法」で解説していますので、参考にしてください。
Show Article Map・Link Map Insights
「孤立ページ」を効率的に見つけたり、サイト全体のリンクがどのように繋がっているのかを直感的に把握したりするには、内部リンク構造を視覚化してくれるShow Article MapやLink Map InsightsというWordPressプラグインが便利です。

どの記事にリンクが集まっているか、逆にどの記事がポツンと孤立しているかが一目で分かります。(ただし、これは個人開発のプラグインで、公式サイトからダウンロードする必要があります)
サイトのページ数が増えてきて、「なんだか全体像が掴めなくなってきたな…」と感じたときに、こうした可視化ツールを試してみると、思わぬ問題点や改善のヒントが見つかるかもしれません。
関連記事
詳しい使い方は「WordPressプラグイン「Show article map」の使い方を解説」、「WordPressプラグイン「Link Map Insights」で内部リンクを最適化する方法」で解説していますので、参考にしてください。
Microsoft Clarity
内部リンクがクリックされているかどうかを調査するなら「Microsoft Clarity」がおすすめです。
Microsoftが提供している無料で使えるヒートマップツールで、ユーザーがどこをクリックしたか、何を無視したか、どのくらいスクロールしたかを確認することができます。

データが貯まるまでに期間は必要ですが、一度設定しておけばデータが蓄積されます。
簡単にクリックの状況を把握できますし、使い方も難しくないため、おすすめです。
内部リンクの5つのチェックポイント
内部リンクのチェックをする際は、以下の5つのポイントをチェックしましょう。
上記の観点で内部リンクのチェックを行うことで、自サイトの内部リンクの問題点や伸びしろを把握し、改善につなげることができます。
リンク切れ(404エラー)は発生していないか?
内部リンクチェックにおける観点の1つ目は、リンク切れ(404エラー)が発生していないかどうかです。
内部リンクのチェックにおいて、リンク切れのチェックが最も重要な理由は、以下の2つです。
- リンク切れはユーザーにとって大きなストレスになり、ユーザー行動が悪化してしまうため
- リンク切れはクローラーの巡回をそこで止めてしまうため
サイト内の全ての内部リンクを対象にリンク切れがないかを確認するようにしましょう。
サイト管理・内部リンク管理ツールLYNXのようなツールを活用すると、効率よくチェックすることができます。
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内部リンクのリンク切れについて、さらに詳しく知りたい方は、リンク切れによるSEOへの影響等について解説した記事を参考にしてください。

アンカーテキストは最適化されているか?
内部リンクチェックにおける観点の2つめは、アンカーテキストが最適化されているかどうかです。
このアンカーテキストが、リンク先のページ内容を的確に表しているかが重要になります。
内部リンクのチェックにおいて、アンカーテキストのチェックが重要な理由は、以下の2つです。
- ユーザーに遷移先の記事の内容を伝えるため
- Googleに遷移先の記事の内容を正確に伝えるため
アンカーテキストをチェックするうえでのポイントは以下のとおりです。
- リンク先のページ内容を、具体的かつ分かりやすくキーワードを含めて表現できているか
- 「こちら」「詳細」「ここをクリック」のような、曖昧なアンカーテキストになっていないか
- キーワードを無理やり詰め込みすぎて、不自然な文章になっていないか
- 画像にリンクを設定している場合、その画像の内容を表す適切なalt属性(代替テキスト)が設定されてるか (Googleはalt属性もアンカーテキストのように扱います。)
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アンカーテキストの重要性やSEOの効果を引き出す書き方のポイントについては、「アンカーテキストとは?SEO効果を引き出す書き方と最適化の秘訣」で詳しく解説しています。

関連性の低いページへリンクしていないか?
内部リンクチェックにおける観点の3つ目は、関連性の低いページへリンクしていないかどうかです。
これは裏を返せば、「いかに関連性の高いページにリンクできているか」ということでもあります。
リンクの関連性のチェックが重要な理由は以下の2つです。
- ユーザー行動を悪化させないため
- サイトの専門性を高めるため
関連性の高いページ同士を内部リンクで繋ぐことで、「トピッククラスター」を構築することができ、サイトの専門性を向上させることができます。
逆に、関連性の低いリンクが多いと、サイトのテーマがぼやけてしまい、評価が分散してしまう可能性があります。
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関連性の高い内部リンクの重要性については、「内部リンクの効果とは?SEOに強い最適な貼り方と設計方法」で詳しく解説しています。

重要なページが孤立していないか?
内部リンクチェックにおける観点の4つ目は、重要なページが孤立していないかどうかです。
あなたのサイトの中で、特に重要だと考えているページ(例えば、商品・サービス紹介ページ、問い合わせページ、収益の柱となっている記事など)が、サイト上で孤立していないか確認しましょう。
孤立ページのチェックが重要な理由は、以下の2つです。
- クローラーが重要ページを見つけられないから
- ユーザーが重要ページに辿り着けないから
サイト内の重要なページを把握して、それらのページが他のページからリンクを受けているかを確認することが必須です。
意図通りにクリックされているか?
これは少し応用的な観点ですが、設置した内部リンクが、実際にユーザーにどの程度クリックされているかを確認することも、リンクの効果を測る上で非常に有効です。
Googleが特許を取っているリーズナブルサーファーモデルの概念からも、Googleはクリックされるリンクを重要視しています。
リーズナブルサーファーモデルとは?
「実際のユーザーがクリックするリンクは、そのページやコンテンツにとって重要性が高い関連リンクである可能性が高い」と重み付け・評価するシステム
Googleはこのモデルを使用して、単にリンクの存在だけでなく、「どのリンクが実際にクリックされているか」「リンクの視覚的な特性(フォントサイズ、位置など)はどうか」といった要素も考慮してページのランキングを行います。
クリック率の高いリンクには高い重みが与えられ、そのリンク元ページのランクとともに、リンク先ページのランク評価に影響します。
Ranking documents based on user behavior and/or feature data
すべて管理するのは難しいですが、Google Analytics 4 (GA4) のイベント計測機能や、Microsoft Clarityのような無料のヒートマップツールを使って、ページ内のどのリンクがどれくらいクリックされているかを把握するようにしましょう。
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先ほど簡単に解説した「リーズナブルサーファーモデル」と、Googleのアルゴリズムの原点となる「ランダムサーファーモデル」については、以下の記事で詳しく解説しています。
内部リンクを定期的にチェックするメリット
内部リンクのを定期的にチェックし、見直すことによるメリットは以下の通りです。
- SEO効果を最大化できる
サイト構造を最適化し、重要なページに評価を集めることで、検索順位の向上が期待できます。アンカーテキストの見直しも効果的です。 - ユーザー満足度アップ
ユーザーがストレスなく快適にサイトを利用できるようになり、滞在時間や回遊率が向上し、結果的にコンバージョン(成果)にも繋がりやすくなります。 - 改善のサイクルが生まれる
定期的なチェックと改善を習慣にすることで、「なんとなく」ではなくデータに基づいたサイト改善が可能になり、サイト全体の質を着実に高めていくことができます。 - フレッシュネスの担保
定期的に内部リンクをチェックして修正することで、情報の更新頻度が高まりSEOに良い影響を与える可能性が高いです。
逆に上記をないがしろにすると、後々大きな痛手となる可能性があります。
面倒くさく派手さはありませんが、サイトとしての力を底上げするためにも内部リンクのチェックは習慣にしましょう。
内部リンクのチェック結果をどう活かす?
内部リンクチェックで見つかった問題には、リンク切れ修正、アンカーテキスト最適化、関連性の見直し、孤立ページの解消など、原因に応じた具体的な改善アクションが必要です。
ここでは以下の場合の解消方法例を紹介します。
どこから手をつけるか迷ったら、SEO効果とUX改善のどちらを優先したいかに応じて、優先順位を決めて進めましょう。
「リンク切れ(404エラー)」が見つかったら
- URLの修正
リンク先のURLが変わっただけなら、リンク元のページのHTMLを編集し、正しいURLに書き換えます。これが最も基本的な対処法です。 - 301リダイレクト
ページの内容が別のURLに恒久的に移動・統合された場合は、古いURLから新しいURLへ「301リダイレクト」を設定します。
これは「このページは永続的に引っ越しました」と検索エンジンとユーザーに伝える重要な設定で、SEO評価も新しいURLに引き継がれやすくなります。サーバー設定やWordPressプラグインなどで設定できます。 - リンクの削除
リンク先のページが完全に不要になり削除された場合は、そのページを指している内部リンク自体を削除します。
「不適切なアンカーテキスト」が見つかったら
- 具体的なアンカーテキストに修正
こちら」「詳細」のような曖昧なテキストは、リンク先のページ内容が具体的にわかる言葉、例えば「〇〇の料金プランを見る」「△△の導入事例はこちら」のように修正します。
ユーザーがクリックする前に内容を予測できるように意識しましょう。 - キーワードを自然に含める
リンク先のページの主要キーワードを、不自然にならない範囲でアンカーテキストに含めることを検討します。
ただし、キーワードを詰め込みすぎると逆効果なので注意が必要です。 - 画像リンクのalt属性
画像にリンクを設定している場合は、alt属性(代替テキスト)が設定されているか確認します。
空欄だったり、画像の内容と関係ないテキストだったりする場合は、画像の内容を具体的に説明するテキスト(例「〇〇サービスのロゴ」)を設定しましょう。
(参考 Google検索セントラル リンクに関するおすすめの方法)
「関連性の低いリンク」が見つかったら
- 設置した理由を確認
なぜそのリンクがそこに設置されているのか、意図や経緯を確認します。
もしかしたら過去には関連性があったのかもしれません。 - 本当に必要かを見直して修正
文脈上やはり不自然だったり、ユーザーの期待に応えられないと判断される場合は、思い切ってリンクを削除するか、より関連性の高い適切なページへのリンクに差し替えましょう。
「孤立ページ」が見つかったら
- ページの必要性を再評価
まず、その孤立しているページが、本当にサイトにとって必要なページなのかを考えます。もし古くて不要な情報であれば、削除することも選択肢の一つです。 - リンクを設置する
必要なページであると判断したら、サイト内の関連性の高いページ(例えば、そのページが属するカテゴリのトップページや、関連するテーマを扱っている記事など)から、自然な文脈でリンクを設置してあげましょう。
XMLサイトマップにそのページのURLが含まれているかも確認すると、より確実です。
「クリック率が低いリンク」が見つかったら
- 原因を考える
なぜクリックされないのか、原因を探ってみましょう。アンカーテキストが魅力的でない? 設置場所が目立たない? リンク先のコンテンツに魅力がない? それとも、そもそもリンク元の文脈と合っていない? - 改善策を試す
原因の仮説に基づき、アンカーテキストをもっと具体的にしたり、設置場所を変えてみたり、リンク先のコンテンツを見直したりといった改善策を試してみましょう。
効果測定をしながら調整していくことが大切です。
理想はSEOとUXの両方をバランス良く改善していくことです。
あなたのサイトの現状や、かけられるリソース(時間や労力)に合わせて、賢く優先順位をつけて改善を進めていきましょう。
内部リンクのチェックタイミングと頻度
内部リンクは、最低でも月1回程度の定期的なチェックがおすすめです。
特にリンク切れとSearch Consoleのエラーは毎回確認しましょう。
定期的なチェックではありませんが、新規記事作成時には、既存記事への内部リンクの挿入も忘れないようにしましょう。
既存記事への内部リンク挿入は、フレッシュネスの担保や記事を磨き上げることにも繋がります。チーム内のルールとして決めておき、面倒くさがらずに実施するのがおすすめです。
関連記事
内部リンクチェックを行うためには、最新の内部リンクの状態を管理しておくことが重要です。
内部リンクの管理方法については、「内部リンクの管理方法3ステップと把握すべき6つのポイント」で詳しく解説しています。

内部リンクがSEOで重要な理由
内部リンクがSEOで重要な理由は以下の2点です。
- クローラビリティとGoogleからの評価に影響するから
- ユーザー体験(UX)に影響するから
検索エンジン、特にGoogleは、「クローラー」というロボットをWeb上に放ち、常に新しい情報を探してサイトを巡回しています。
内部リンクは、このクローラーが迷子にならずにサイト内をスムーズに動き回るための道です。内部リンクを整えてあげることによって、クローラーにとって巡回しやすいサイトになります。
内部リンクは検索エンジンだけでなく、サイトを訪れてくれるユーザーに対しても非常に重要です。
SEOではユーザー行動が評価に直結するため、適当な内部リンクではユーザー体験が悪くなり、結果的にGoogleからの評価が下がる可能性があります。
よくある質問
内部リンクチェックに関して、皆さんが疑問に思いがちな点をQ&A形式でまとめました。
無料ツールだけで十分チェックできますか?
サイトの規模によりますが、多くの場合、基本的なチェックは無料ツールで十分可能です。
数百ページ程度までのサイトであれば、Google Search Consoleとこの記事で紹介したような無料ツールを組み合わせることで、主要な問題点は発見できるでしょう。
ただし、数千ページを超える大規模サイトや、より詳細なデータ分析(例 全アンカーテキストの網羅的確認、リンク階層の深い分析など)を行いたい場合は、Screaming Frogのような高機能ツールの有料版や、他の有料SEOツールの導入を検討する価値はあります。
まずは無料ツールから始めてみて、物足りなさを感じたらステップアップするのがおすすめです。
内部リンクは多ければ多いほど良いですか?
内部リンクは必ずしも「多ければ良い」というわけではありません。
重要なのは、数よりもリンクの質と関連性です。
関連性の低いページへのリンクや、ユーザーにとって不自然で邪魔になるようなリンクばかりでは、かえってUXを損ね、SEO評価も分散させてしまう可能性があります。
Googleも不自然なリンク操作は推奨していません。1ページあたりの内部リンク数に「〇個まで」という明確なルールはありませんが、あくまでユーザーにとって自然で、役立つ範囲に留めることを心がけましょう。
リンク切れはどうやって修正すればいいですか?
リンク切れの主な修正方法は、問題の状況に応じて以下の3つです。
- URL修正
リンク先のURLが単純に間違っていたり、少し変更されたりした場合は、リンク元のHTMLを編集して正しいURLに書き換えます。 - 301リダイレクト
ページ内容が別のURLに完全に引っ越した場合は、古いURLにアクセスがあった際に自動的に新しいURLへ転送する「301リダイレクト」を設定します。これはサーバー側での設定や、WordPressならプラグインで対応できます。 - リンク削除
リンク先のページが完全に不要になり削除された場合は、そのページを指していた内部リンク自体を削除します。 どの方法が適切か判断し、確実に対応しましょう。
チェックにはどれくらい時間がかかりますか?
これもサイトの規模や使うツール、どこまで詳しくチェックするかによって大きく変わります。
小規模サイトの定期的なリンク切れチェックだけなら、オンラインツールを使えば数分から数十分で終わることもあります。Search Consoleでの確認も、慣れてくればそれほど時間はかかりません。
一方で、Screaming Frogで大規模サイト全体をクロールして詳細分析するとなると、数時間単位で時間がかかることもあります。初めてチェックする場合や、サイトリニューアル時などは、余裕を持ったスケジュールで取り組むことをおすすめします。
JavaScriptで生成されたリンクもチェックできますか?
Screaming Frogのような高機能クローラーツールは、設定でJavaScriptレンダリング(ページ内でJavaScriptを実行して表示される内容を読み取ること)を有効にすれば、JavaScriptによって動的に生成されたリンクも検出可能です。
ただし、レンダリングを有効にするとクロールに時間がかかる場合があります。
Google Search Consoleは、Googlebotが実際にページをレンダリングした結果に基づいてリンクを認識するため、JavaScriptで生成されたリンクも基本的には検出対象となります。一方で、簡易的なオンラインのリンク切れチェッカーなどでは、JavaScriptで生成されたリンクまでは検出できないことが多いです。
ご自身のサイトの作りと、使いたいツールの仕様を確認することが重要です
まとめ
この記事では以下について解説しました。
- おすすめの内部リンクのチェック・可視化ツール8選
- 内部リンクチェックのポイント
- リンク切れ(404エラー)は発生していないか?
- アンカーテキストは最適化されているか?
- 関連性の低いページへリンクしていないか?
- 重要なページが孤立していないか?
- 意図通りにクリックされているか?
- 内部リンクを定期的にチェックするメリット
- SEO効果を最大化できる
- ユーザー満足度アップ
- 改善のサイクルが生まれる
- フレッシュネスの担保
内部リンクは、最低でも月1回程度の定期的なチェックがおすすめ!!
内部リンクを最適化し、SEO効果を最大化するためには内部リンクの定期的なチェックが欠かせません。
本記事で解説した内部リンクチェック・可視化ツールを活用して、日々の内部リンクチェックを効率化してみてください。